ビジネスをしていると、ハンディターミナルが必要になる場面が色々とあります。たとえば商売をしている人にとって、棚卸は定期的に行う必要があるでしょう。棚卸をする時にハンディターミナルがあると、作業時間を大幅に短縮することが可能です。というのも商品に搭載されているバーコードをスキャンするだけで実棚数を入力する形をとるからです。つまり商品に関する専門知識を持っていない人でも棚卸作業に参加することができます。しかも棚卸実績はパソコンにリアルタイムで送信されるシステムとなっています。ですから現場の棚卸の作業の進捗状況を把握できます。集計が終われば、すぐに在庫の確認ができます。このようにメモ記入して事務所に提出するなどの余計な作業を削減できるので棚卸の時間を大幅に短縮でき、効率的に作業を進められます。ハンディターミナルの使い方としては棚卸の用途が中心です。そのほかにもいろいろな用途で使用されています。たとえば、展示会やセミナー、イベントなどを年に何回か開催することもあるでしょう。この場合、会場の来場者数を管理するためにターミナルがあると簡単にカウントできます。手作業でデータの入力する作業がなくなりますので、集計作業を大幅に短縮することができます。また最近の端末を見てみると、液晶読み取りに対応している機種もあります。たとえば参加者にコードを配信します。そして来場者にはスマホの液晶画面にコードを出してもらって、端末にかざせば簡単にカウントできます。POSレジの代わりにハンディターミナルを使用するケースもあります。端末が1台あれば、会計業務と売り上げデータの収集を両方行えます。もし近くにモバイルプリンタを用意してれば、お客さんに対して領収書を発行することも可能です。POSレジのスペースがイベントの簡易ブースなので確保できなかった時に重宝します。
ハンディターミナルは上で紹介したように、いろいろな用途で活用できます。しかしPOSレジの代わりや来場者数の管理をするために使用する頻度はさほど多くないでしょう。このような頻繁に利用するわけではないアイテムを購入するのは、的にみてどうだという問題になるでしょう。ところでもしこのハンディターミナルを購入するとなると、どの程度のコストがかかるのでしょうか。現在端末はいろいろな種類が出ています。データの転送方式一つとっても、バッチ方式や無線方式などいくつかの種類があります。どの方式を導入するかによってコストは違ってきます。しかしだいたい1台導入するにあたって数十万円前後が相場といわれています。棚卸のために導入するとなると、商品数によっても違ってきますが1台だけで作業するわけにはいかないでしょう。複数の台数を購入するとなると、100万円を超えてしまう恐れもあります。そのほかに棚卸のデータを管理するためには、アプリケーションを導入する必要があります。その開発をするとなるとさらにその費用もかさみます。端末は電池によって動き、充電式になっています。しかし年数が経過するとどんどん劣化するので、定期的に電池の買い替えも必要になるでしょう。となると導入コストおよびメンテナンスにかかる費用はかなりのものになります。会社の経営を圧迫する要因にもなりかねません。
もしハンディターミナルを使いたけれども年に数回程度のために購入するにはコストがかかりすぎると感じているのであれば、レンタルサービスを利用しましょう。レンタルで必要な時に端末を借り入れれば購入するときと比較して、コストを圧倒的に低く抑えられます。購入すると数百万円単位の費用が少なくてもかかる可能性があります。それがレンタルサービスであれば、数万円単位のコストになります。またレンタルサービスを利用すれば、端末のメンテナンスを自分で行う必要はなくなります。また保管場所を確保する必要もなくなります。必要な時に必要な台数だけ、すぐに利用できる状態で手に入れられるので非常に重宝するサービスになります。もし端末を自分たちで購入するとなると、税務上それが一種の資産となります。しかしもしレンタルサービスを利用すれば、レンタル料金は経費として計上できます。しかもリース契約とは違って、継続期間の制約などもありません。節税を希望する企業は活用するといいでしょう。大企業を中心として、自分たちで端末を所有している企業もあるでしょう。しかしある時自分たちの端末だけでは賄いきれないこともあるでしょう。その場合不足分の台数だけ、レンタルサービスで借りる方法もあります。このようにいろいろな用途で利用できますので、ハンディターミナルが必要になったらレンタルで借りてみることも検討してみるといいでしょう。
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