最近ポスレジがとても流行しているのですが、ポスレジとはどのようなものでしょうか。ポスレジというのはPoints of salesの略で、意味としては「商品が販売した時」ということです。早い話が、通常であれば1日が終わったらその日の集計をするのですが、ポスレジを利用すればわざわざ集計をしなくても、その商品が売れた時点で自動的に売り上げなどが管理されるので、いつどんな商品が売れたのかをスムーズに把握することができます。もちろん通常の会計もできますが、さらに一歩進んでデータ収集もできるので売り上げを管理する点で非常に有効だと言えます。最近は多くのお店でポスレジを使われるようになってきており、従来よりもずっと速いスピードで売れ行きを管理することができるようになりました。また、すでにポスレジを活用しているショップは、マーケティングや在庫管理のためにデータを活用しているのでライバル店よりもずっと集客や新商品の開発に専念できるようになりつつあります。競合が多くいる中で、自社の売り上げを上げるためには、いかに効率的に売り上げを把握し、新商品の開発や販売に着手することができるかが重要です。これがスムーズにできるようにならないと、売り上げを上げることは非常に難しくなります。実際に導入すれば、例えばレジを締めるときの作業を自動的にやってくれますので、スタッフの負担を減らすことができますし、ミスも無くなります。また、オーダーエントリーシステムも導入すれば金額の打ち込み自体も無くなるので、会計時間の短縮が可能になり、本来のサービスを提供することに集中できます。また、営業終わりに行うレジ締めもきちんと作業ごとにまとめられているので、実際に行うことはレジの金額を合わせることくらいです。このように、導入することで非常に効率的に業務を進めることができます。
お客の出入りが激しいお店こそ、ポスレジを利用した方がいいのは言うまでもありません。実際に導入することで、どの時間帯にどの商品がどのくらい売れたのかをリアルタイムで確認することができるので、その時間帯にはどのようなサービスを提供すれば売り上げが上がるのかがわかるようになります。また、在庫の管理もできるので、何を売ればいいのかもスタッフの間で共有することができます。そうすれば、次の年になっても前年のデータを活用して、同じ時期の売れ筋商品を確認することで、商品のラインナップや新メニューの開発を行うことができます。また、来店するお客の属性を正確に分析することができるので、どんなお客がリピートに繋がるのかも理解できるようになりますし、さらに新メニューの開発だけでなく価格の改善や店舗づくりにも活かすことができます。つまり、ポスレジを利用することで、単純な売り上げ管理だけでなくマーケティングにも活用することができるということです。また、ポスレジを導入することで、セキュリティ面も強化することができます。例えば、レジを使用することできちんとログが残るので、いつ誰がどのような会計作業を行ったのかがきちんとわかるようになります。そのため、不正入力のリスクが無くなりますので、健全な運営が可能になります。不正は無いにしても、例えば新人スタッフによる金額の誤入力を防ぐことができるので、レジの金額が合わないという事態に陥ることが回避できます。そもそも、商品の金額を覚える必要がありませんので、仮に新人バイトが入ってきたとしてもスムーズな店舗運営が可能です。
メリットが盛りだくさんのポスレジですが、実際に使用するときにはどのようなものを選べばいいのでしょうか。基本的には誰でも使いやすいタイプのものを使用するといいでしょう。操作が複雑過ぎるとレジを扱うことができるのが一部の人間だけになってしまいますし、操作に手間取ってしまうと顧客を待たせてしまうことになるので意味がありません。店頭で使用する場合であれば、実際に接客しながらレジを操作するので、誰でも簡単に扱うことができないと肝心の接客がおろそかになってしまいます。したがって、なるべく使いやすいものを選ぶことが大事です。最近はタッチパネル方式のレジがたくさんあるので、自分達に向いていそうなレジを使用することが重要です。また、自分のお店の規模に合ったものを選ぶことも大事です。全国的なチェーン展開を考えているのであれば、それなりに多機能のレジを導入すべきですし、地域密着型の店舗を目指すのであれば必要最小限の機能だけが搭載されたレジで十分です。予算も考えて、自分にとってベストな選択をするようにしましょう。ネットで色々探してみると比較検討しやすいので、まずはどのようなレジがあるのかをチェックするといいでしょう。
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