美容室を開く際には様々な場面で費用がかかります。具体的には以下のようなものが挙げられます。
一言でいうと、家賃のこと。テナント賃料は場所によって大きく差が出るので、注意が必要です。人気がある物件はやはり賃料も高くなる傾向にあるので、そのほかの開業費用や運転資金などのことも考えながら決めましょう。
美容室にとって、水道光熱費が経費に占める割合は少なくありません。地域によって上下水道料金が減免される制度もあるので調べてみるといいでしょう。
内装工事費や必要な設備にかかる費用など、美容室を開くために必要な費用です。店内の空調や照明設備、配線工事などがこの中に含まれます。内装工事費は特に多くの費用がかかる傾向にありますが、居抜き物件をうまく活用すれば大幅に費用を抑えることができます。
スタッフを雇う際にかかる人材採用費や、美容室にお客様を呼び込むために必要な広告宣伝費、お客様に施術をするための材料費などが含まれます。店をオープンする約1カ月前には、用意しておく必要があります。
美容室の開業時に融資を利用して資金を調達しようと考えている方も多いでしょう。美容室開業時に利用できる日本政策金融公庫の融資をいくつかご紹介します。
美容業など生活衛生関係の事業を営む方で、振興計画の認定を受けた生活衛生同業組合の組合員の方が対象の融資制度です。美容業の設備資金は1億5,000万円まで、運転資金は5,700万円まで融資を受けることができます。
理美容業など生活衛生関係の事業を営む方が受けられる融資です。設備資金として7,200万円まで融資を受けることができます。ご利用にあたっては、原則として都道府県知事の推薦書が必要となります。13年以内に返済する必要があります。
女性または30歳未満か55歳以上であり、新たに事業を始める方または事業を始めてから7年以内の方が受けられる融資制度です。融資限度額は7,200万円までで、うち4,800万円までを運転資金として融資を受けることができます。
新たに事業を始める方や開始して間もない方向けの無担保・無保証人でご利用いただける融資制度です。受けるための条件は少し厳しめですが、事業開始時または事業開始後に必要となる事業資金を最大3000万円まで、うち1,500万円を運転資金として融資を受けることができます。
美容室を開業するのであれば、どのような費用が必要なのかをしっかりと確認して、資金を用意しておくことが大切です。融資は上手く使えば開業時の負担を抑えることができるので、返済計画をしっかりと立てながら利用するようにしましょう。
美容室の経営には様々な費用がかかりますが、その内訳は大きく分けると、
「材料費」、「人件費」、「家賃」の3つです。これらの費用だけで、売上のおよそ60~85%の割合を占めています。中でも人件費は全体の売上げの45~55%と、非常に高い割合を占めています。そのほかにかかる経費としては、水道光熱費や広告宣伝費、スタッフの教育費などが挙げられます。
美容室で抑えることができる経費とは一体どのようなものなのでしょうか。テナント料は上がることがあっても、すぐに値下げするのは現実的に難しい部分ですよね。そうなると、削減をするなら材料費と人件費あたりで考えなければなりません。
材料費を削るというと、最初に考えられるのが仕入れの値段を抑えることでしょう。しかし、ただ単純に材料費を安くしてサービスの質を下げてしまうのでは、それまで来てくれていたお客様が離れていってしまう恐れがあります。まずは必要の無い材料がないか、無駄に仕入れて在庫が余ってしまっていないかなど、無駄が発生していないかをあらためて見直すことから始めましょう。
美容室にとってスタッフは店のサービスそのものであり、安易に人件費を削減しようとするのはおすすめできません。
それよりも、現在の業務で効率化できる部分はないか、時間がかかりすぎてしまっている部分はないかなど、業務内で無駄が発生していないかを発見し、業務が効率良くなるように改善していくことが、最終的に経費の削減にも繋がります。
無駄な経費を削減するのに役立つのが、多機能な「POSレジ」です。
POSレジは一般的にレジで使用されている電子レジスターのような計算機としての役割だけではなく、美容室を経営していく上で役立つ様々な機能が備わっています。
売上管理や販売管理はもちろんですが、美容室経営には欠かせない顧客管理も、一括で行うことができます。美容室の運営においてとても重要な部分を占める、顧客情報の管理。リピーターのお客様を大切にしながらも、新しく増えていくお客様の情報もきちんと整理しなければならないので、顧客管理の業務は日に日に増えていきます。多忙な業務の中で、このような顧客管理を日々行っていくことは大変手間がかかります。このような手間はPOSレジの機能を活用して解消させてしまいましょう。
POSレジを使えば、顧客情報と予約管理機能が連動しているので、手間をかけずに顧客管理をすることが可能です。また、POSレジによっては着信電話と顧客情報が連動するサービスをオプションで付けられる場合もあります。このように手間を省くことで、人件費の経費削減に繋がります。
POSレジは操作がしやすいというだけでなく、販売管理や顧客管理など様々な機能が付くため大変便利です。ただし、購入するとなると本体価格と導入・サポート費用等を含めると200万円程度かかってしまうなど、初期費用が高いことがデメリット。そこでおすすめしたいのがPOSレジのレンタルです。
EasyPOSは、レンタルのため本体費用が無料で、支払う必要があるのは毎月の保守費用のみ。保守費用も毎月21,000円からと、とてもリーズナブルです。
美容室の経費を削減したいとお考えの方は、POSレジの導入を一度検討してみてはいかがでしょうか。
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